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皆さんこんにちは!
一颯合同会社、更新担当の中西です。
目次
今回は「鳶職の現場における環境配慮」についてお届けします。
建設業界全体が“持続可能な社会の実現”を掲げる中で、鳶職もまた例外ではありません。高所作業や足場仮設といった、現場の安全と効率を支える鳶職の仕事は、今では**「人にも地球にもやさしい仕事」**へと進化しつつあるのです。
本日は、実際に現場で取り組まれているエコ活動・省エネ対策・地域への配慮について、3つの側面から詳しく見ていきましょう!
資材の“使い捨て”をなくす努力は、鳶職の現場でも広がっています。
足場組立で使用される単管パイプや布板は、鉄やアルミなどの高耐久素材。一度使った後も、適切な保管・点検・清掃を行うことで、何十回も繰り返し使うことが可能です。
サビ防止の塗装補修
落下防止部品の再点検
接合部の油差しなどのメンテナンス
これにより、新規資材の製造量や廃棄物量を減らし、CO₂削減に貢献しています。
解体現場で取り外されたH鋼や鉄骨部材は、スクラップ業者を通じて再資源化されます。溶解・再成形を経て、新たな建設現場や橋梁部材として再利用されることで、都市のリサイクル循環が生まれているのです。
近年導入が進んでいるのが、低燃費・低騒音型のクレーンや高所作業車です。最新機種では、アイドリングストップ機能やエンジン負荷の自動調整機能が搭載されており、CO₂や排ガスの排出を最小限に抑える設計になっています。
ドリルやグラインダーといった鳶職の必需工具も、電動式やバッテリー式に切り替える動きが進行中。騒音・振動の軽減だけでなく、作業員の体への負担も軽くなるというメリットもあります。
夜間作業での近隣への配慮
排気ガスの出ない作業空間の確保(病院・学校など)
こうした機材の進化は、より快適でクリーンな現場環境の実現に貢献しています。
鳶職は、足場や仮設構造の撤去後に現場を清掃・整備して引き渡す「現場の後片づけ力」も問われます。
木片・ビス・ビニール類の分別と処理
仮囲いの撤去後、現場周囲の歩道の清掃
植栽や公共施設との調和を図る
「現場をきれいに終えることが、職人の礼儀」という美意識が、今も息づいています。
施工中は、朝の挨拶や掲示板での作業スケジュールの案内、音・粉塵対策も徹底。「迷惑ではなく、信頼される現場」を目指す姿勢が評価され、地域との関係構築にもつながっています。
再生可能エネルギーとの連携(現場の太陽光発電利用)、AIを活用した資材の最適管理など、鳶職の現場は持続可能な方向へと着実に進化しています。
「ただ足場を組むだけじゃない」
それが、今の鳶職の本当の姿です。
以上、第5回鳶職雑学講座でした!
次回はいよいよ鳶職の未来像に迫ります。
次回もお楽しみに!
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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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