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皆さんこんにちは!
一颯合同会社、更新担当の中西です。
足場は「法令・指針・現場実態」の三層で回ります。労働安全衛生法/安衛則/各種指針(くさび式足場指針 等)/メーカー技術資料は“最低ライン”。現場は地形・風・近隣・作業内容が常に変化するため、遵法+リスク先取りで初めて安全と生産性が両立します。ここでは、条文を“運用”に落とす視点と、監督署の指摘を未然に防ぐ実務を、段取り→組立→使用→解体のライフサイクルで深掘りします。
1|段取り:計画届と“危険の見える化”
施工計画書:方式(枠組/くさび/単管/吊り)、建地ピッチ・布間隔・控えピッチ、昇降設備、荷揚げ開口、養生(メッシュ・防音)、点検体制、是正手順を1枚の総覧図+本文で。代替案A/Bも添付して、天候・近隣イベントで切替可能に。
教育・資格:作業主任者の選任、特別教育・フルハーネス教育の実施履歴を整理。現場KYT(危険予知)テーマは**“当日の変更点”**にフォーカス。
近隣合意:道路占用・通学路・病院・商店街への配慮を、時間帯運用(騒音作業帯/静音帯)として明文化。
2|組立:先行手すり・開口養生・昇降の三本柱
先行手すり方式:組立時の無防備を無くす“本丸”。水平・中さん・幅木の連続性を確保し、開口は先行養生→作業→復旧の順で常時閉鎖運用。
昇降設備:原則は階段ユニット。はしごは3点支持と確実な固定、上端の乗越し部は転落縁を無くすディテールに。
控え(壁つなぎ):端部・開口周り・風上面はピッチ短縮。躯体種(RC・ALC・タイル)に応じ、アンカー方式の適合と施工品質(穿孔清掃・注入量・養生)を標準化。
3|使用:点検タグ×トルク管理×落下物ゼロ運用
始業前点検:通り・水平・対角、筋交い・クランプ・ジョイントの緩み、踏板の片持ち、手すり・幅木の欠落、メッシュの損傷をチェックリストで。タグは色替え運用で最新性を担保。
トルク管理:締付不足は“揺れ”に直結。トルクレンチ+写真記録で“見える化”。
工具・材料の落下防止:ランヤード常態化、荷揚げ開口の常時閉鎖+合図者、踏板の継目は人の少ないゾーンに移す。
4|解体:逆順・荷重分散・飛散抑制
逆順徹底:組立と逆の順で、片持ち・一点支持が生じない計画。足場外への飛散は二重メッシュ+地際カーテンで遮断。
搬出:人→物→車の順に安全確認。周辺の交通・歩行者動線と交差しない時間帯運用を継続。
5|監督署“指摘あるある”と処方箋
手すり・中さんの連続性不足 → 先行手すり+終日点検で穴を無くす。
開口の常時閉鎖不徹底 → チェーン+落下防止バー、掲示で再発防止。
昇降の不備 → 階段優先、ハシゴは高さ・角度・固定の三点セット。
工具落下対策不足 → ランヤード+荷揚げ時の第三者立入禁止徹底。
記録不備 → 写真・タグ・チェックリストを日次保管、Web共有で透明化。
6|“遵法+α”の判断軸
法令は最低限、現場は最大限。風(台風・季節風)、地震、豪雨、猛暑・寒波、ビル風などの自然条件と、学校・病院・商店などの生活条件を掛け合わせ、**“余裕度”**を持たせた運用に。メッシュ率・控えピッチ・アンカー方式・作業時間帯は、**KPI(ヒヤリ・苦情・工程遵守率)**で調整するのが現実的です。
まとめ:条文を“守る”から“活かす”へ。先行手すり/点検タグ/トルク管理/開口常時閉鎖/控えの適合――基本の質が高い現場ほど、事故ゼロと工程遵守が同時に実現します。✨
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皆さんこんにちは!
一颯合同会社、更新担当の中西です。
足場の強さは部材強度×体系剛性×施工品質の積です。単位部材がどれほど強くても、節点の締結が甘い/筋交いの三角が崩れている/控えのピッチが過大なら、“揺れ・ねじれ・たわみ”として現場に現れます。本回では、風圧(q)と投影面積(A)を念頭に置いた面外安定、作業荷重と材料荷重を含む面内強度、そして実務での点検・是正の仕組み化まで、2000字超のロングで整理します。
1|“面で受ける”を前提に:風とメッシュ
メッシュシートを張ると、足場は面として風を受ける構造に変わります。特に海沿い・谷間・高層帯は突風が出やすく、**qA(風圧×投影面積)**が一気に上がる。設計の第一歩は、控え(壁つなぎ)のピッチを“短め”に取り、端部と開口周りを箱組+筋交いで固めること。メッシュ率は「捕集(粉じん)と通気(風抜き)」のバランスで決め、全面一律ではなく区画で最適化します。スリットや一時解放の手順は“天気予報・現場裁量”ではなく、事前の判断基準書として文書化し、誰が見ても同じ動きができるように。
2|体系剛性:三角=強さ、通り・水平・対角
剛性を高める近道は三角形をつくること。筋交いで面を切り、通り(鉛直)・水平・対角を初期段階で揃えます。建地ピッチと布間隔は標準値を守るのが鉄則。端部は箱組で“剛壁”化し、揺れを端で吸収しない設計に。踏板の継目位置は作業ストロークの外に逃がし、片持ち量を最小化してたわみを抑えます。クランプとジョイントは規定トルクで締結し、トルクレンチの写真記録で“見える化”。
3|控え(壁つなぎ)とアンカー:引抜・せん断の余裕度
控えの配置は均等性が命。躯体(RC・ALC・タイル)によってアンカー方式の適合性が異なるため、事前の試し打ち/メーカー仕様の確認は必須です。開口周り・端部・風上面は控えを増やし、引抜・せん断に余裕度を持たせる。アンカーは「本数×品質」のバランスで、**施工品質(穿孔径・清掃・注入量・養生時間)**が設計値に直結する点を全員で共有します。
4|共振・ねじれ:周期を短く、ダンパーを賢く
細長い足場や長辺方向が長い仮設は共振・ねじれに注意。筋交いの追加、剛壁(箱組)の設定、結節の増設で固有周期を短くします。必要に応じてダンパー・ブレースを入れ、メッシュの**開口(風抜き)**で励振源を弱める。階段ユニットの位置を端部から少し内側へ寄せ、ねじりモーメントの腕を短縮するのも有効です。
5|面内強度:作業荷重・材料荷重・集中荷重
足場の床は“作業床”であると同時に、一時的な材料置場にもなります。集中荷重と載荷時間を見込み、支持点の増設、踏板の支持間隔短縮、ブラケットの追加で”撓まない床”を作る。荷揚げ開口の常時閉鎖、落下防止の二重養生、合図者の配置は第三者災害をゼロにする基本動作です。
6|点検・是正:速さをKPI化する ⏱️
始業前点検:通り・水平・対角、緊結、控え、開口、手すり・幅木。
定期点検:トルク再確認、沈下・不陸のチェック、メッシュの損傷確認。
異常時点検:強風・地震・豪雨後は全数。記録はタグ色替え+写真で残す。
是正:48h以内100%をKPIに、工程内に是正スロットを内蔵。
7|ケース:RC6F・海沿い・メッシュ60%
風上面の控えをピッチ短縮、端部を箱組、開口周りに筋交いを追加。メッシュは区画ごとに風抜きを設定し、突風予報で事前開放ルールを適用。結果:揺れ体感−50%、ヒヤリハット−40%、工程−8%。
まとめ:強度設計は“数字と手の感覚”の両輪。qAと固有周期を意識し、通り・水平・対角・控え・トルクを毎日整える。揺れない足場は、作業者の集中を守り、品質と工程を底上げします。
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同じ「足場」でも、現場ごとに正解は違います。私たちは、作業の点/面、風環境、地盤・障害物、工期、近隣条件という5つの軸から、枠組・くさび緊結・単管・吊り・移動式を単体またはハイブリッドで設計します。ここでは各方式の“構造的な本質”を押さえたうえで、選定のフローと失敗しない勘所を詳解します。
1|枠組足場:規格化が生む速さと安定
枠組(建枠)はフレームが規格化され、建地ピッチと布間隔が安定するため、直線外壁など“面の連続”に強みがあります。階段ユニットや踊り場の据付も容易で、昇降・荷揚げの導線が読みやすいのが魅力。逆に、入隅・出隅が複雑、庇や看板が密集するファサードでは割付の自由度に限界が出やすく、端部の箱組補強+部分単管でのチューニングが効きます。海沿いやビル風帯でメッシュを全面張りする場合、面外剛性が仇となって**“帆化”しやすいため、控えピッチを短縮しアンカー方式を一段上げる、あるいは風抜きスリット**を計画段階から織り込むのが実務の要点です。️
2|くさび緊結式:自由度とスピードの両立
くさび式は支柱・水平材・手すりを打撃で緊結するシステム。ピッチの自由度が高く、入隅・高低差・曲面に追従でき、狭小地で縦動線を最短化できます。反面、打撃のばらつきが緊結トルクの不均一を生み、揺れや軋みにつながるリスクがあります。対策はシンプルで、“打ち過ぎず・足りな過ぎず”の教育+点検、節点毎の見える化マーク、荷重の大きい面の控え増設。改修・営繕の短工期案件では、くさび式の機動力が工程短縮に直結します。⏱️
3|単管足場:自由度の王様だが標準化が命
単管(φ48.6)+クランプは、もっとも自由度が高い反面、個人差=品質差が出やすい方式です。基本は三角=強さ。ブラケット・トラス・控えで力の流れを“見える”設計にし、クランプの向き・締付トルク・節点数を標準化することで、揺れ・ねじれを統制します。勾配屋根や曲面の支持は受け材+滑り止め+緊結補助で“滑らない・ずれない”を徹底。仮設通路・材料置場は先付けで荷重を見込み、後付けでの支持不足を防ぎます。
4|吊り足場:地上設置不可の切り札
橋梁桁下・河川・プラント密集地など、地上に建て込めない場所では吊り足場が最適です。鍵はアンカーの健全性と冗長性、そして共振・ねじれへの対策。ワイヤ・チェーン・アイボルトの角度、母材(RC・鋼・岩)との適合、引抜・せん断の余裕度確認は絶対条件です。風・列車風・車両風の周期と固有周期の干渉はダンパーやブレースで短周期化し、非常時退避ルートと合図方法を図示・訓練します。
5|移動式足場:内部・設備の機動力 ️
ローリングタワーや可搬式は、短時間・多地点の点検や設備更新で真価を発揮。段差・路盤・天井高さに敏感なため、現地の採寸と動線が生命線です。屋内では反力床・キャスター痕への配慮、屋外では風・傾斜の評価が不可欠。AWP(高所作業車)との“点と面の分業”を設計に織り込むと、生産性が跳ねます。
6|ハイブリッド思考:いいとこ取りで全体最適
枠組+くさび:直線面は枠組で速度、入隅・段差はくさびで追従。
くさび+単管:狭小地・障害物回避に自由度を確保しつつ、標準化で品質ばらつきを抑制。
足場+AWP:面は足場、点はAWP。再訪・高所のピンポイントにAWPを当てる。
7|選定フロー(実務テンプレ)
点/面の判定 → 面なら足場、点ならAWP、混在は併用。
風環境評価 → メッシュ率・控え・アンカー方式を先行設計。
障害物・占用 → 看板・樹木・電線・道路規制・搬入経路を数量外コストに反映。
近隣条件 → 騒音・粉じんの時間帯と苦情窓口を事前設計。
8|失敗事例と処方箋
狭小地に枠組だけを強行→通路詰まり・工程遅延。→くさび併用+縦動線短縮で解消。
海沿いで全面メッシュ+控え疎→強風で“帆化”。→控え増設・アンカー方式変更・風抜きで安定化。
単管で後付け荷置き→たわみ・局所沈下。→先付け支持+支点増設に計画変更。
9|ケーススタディ
マンション外壁改修(直線ファサード・風強め):枠組主体+入隅はくさび。メッシュ率を下げ、控え密度を上げてqAに備える。昇降階段を2系統化、荷揚げ開口を各面に分散。→工程−10%/ヒヤリ−35%。 戸建密集地(狭小・高低差):くさび+単管で縦動線を最短化。屋根足場は親綱と受け材で転落ゼロ。→近隣苦情ゼロ。
まとめ:方式選定は「好き嫌い」ではなく現場の物理で決める。点と面、風と構造、自由度と標準化のバランスを取り、必要なら迷わずハイブリッド。これが“速く・安全に・美しく”仕上げる近道です。
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さて今回は
~足場工事の使命と価値~
足場は“仮設”でありながら、工事全体の成否を左右する見えないインフラです。私たち足場工事業者は、ただパイプを組み上げるのではありません。安全(Safety)・品質(Quality)・工程(Delivery)・コスト(Cost)・環境(Environment)――いわゆるQCDSEの五要素を、現場の最前線で同時に成立させる役割を担っています。足場が安定しており、動線が短く、養生が適切で、近隣への配慮が行き届いている現場ほど、他職の生産性は上がり、やり直しは減り、最終成果物の品質は静かに、しかし確実に底上げされます。🛡️✨
1|足場が生む5つの価値(Value)💎
①安全価値:先行手すり・中さん・幅木・開口養生・点検タグ・階段ユニットなど、基本の徹底で墜落・落下・第三者災害を予防。安全は“最優先”ではなく“前提”です。
②生産性価値:昇降の最短化、踊り場の余裕、荷揚げ開口の配置、揺れの少ない踏板――これらが一人当たりの施工量を押し上げ、工程を前倒しします。⏱️
③品質価値:揺れ・段差・撓みが少ないほど、塗装の膜厚が安定し、板金・タイルの通りが出ます。足場の精度は“仕上がりの静かな保証人”。📏
④信頼価値:工事説明・掲示・清掃・散水・静音運転・苦情対応の速さは、地域の理解を生み、工程停止のリスクを減らします。🤝
⑤環境価値:資材のリユース・運搬の効率化・粉じん・騒音・汚水の管理で、街に負荷を残さない。♻️
2|“見えない品質”をどう作るか 🧠
足場の良し悪しは、完成写真では分かりにくいもの。だからこそ初期精度が命です。通り墨をレーザーで合わせ、建地ピッチ・布間隔を標準化。端部は筋交いと控えで“箱”に固め、揺れを抑えます。踏板の継目は作業ストロークの外へ、片持ち量は最小に。メッシュシートは風圧(q)×投影面積(A)の“qA”を意識し、海沿い・ビル風帯では控え間隔とアンカー方式を一段厳しく設計します。🌬️
3|数字で回す現場(KPI)📊
1人工あたり施工面積(m²/日):動線・荷揚げの最適化で+15〜25%の改善余地。
移動時間比率:作業時間のうち“歩いている時間”を見える化し、無駄を削減。
是正48h以内率:小さな不具合は“速さ”で潰す。スピードは文化になります。
ヒヤリハット→是正→横展開の完了時間:前兆を捉え、全現場へ“即”反映。⏩
4|現場ストーリー:RC6階・海沿いマンション大規模修繕 🏢🌊
課題:風が強く、臭気に敏感なエリア。居住者は在宅が多く、日中の静粛性と動線確保が重要。 計画:メッシュ率を通常より下げ、控え密度を上げて“帆化”を回避。各面に荷揚げ開口を分散、踊り場の幅員を余裕取り、昇降動線を平均30%短縮。臭気を伴う工程は風下面から着手、粉じんは高所ミスト+集塵で管理。近隣掲示は“やさしい言葉”で工程・連絡先・緊急時オペを明示。 結果:総工期12%短縮、ヒヤリハット40%減、苦情ゼロ。居住者アンケートでは「想像より静かで安心できた」「説明が分かりやすかった」との声。📣
5|よくある誤解と正しい考え方 🔍
“安い足場=お得”:短期は安く見えても、作業性の悪さが再施工・遅延・残業へ直結。総コストで見ると高くつきます。
“小規模だから簡易でOK”:狭小・高密度ほど事故リスクが顕在化。先行手すりと動線余裕は規模に関係なく“必須”。
“仮設だから見た目は二の次”:整った見た目は通り・水平・対角の精度の現れ。見た目が整えば、作業者の集中も上がります。✨
6|近隣とのコミュニケーション設計 🗺️
工事は地域の理解があってこそ。私たちは着工前説明で工程と配慮事項を共有し、掲示板・Web・SNS・ポスティングで情報を更新します。学校・病院・介護施設が近い場合は、時間帯の工夫、巡回清掃、粉じん・騒音の“見える化”を強化。苦情は24時間受付・48時間以内の是正を原則とし、対応履歴を掲示して透明性を担保します。📝
7|環境とサステナビリティ ♻️🌱
資材は再使用を前提にメンテナンスし、運搬は“積載効率×走行ルート”でCO₂と騒音を削減。粉じんは粒径(PM10/2.5)別に管理、汚水はpH・SSを確認して適正処理。メッシュ色は景観に溶ける中間色を選び、街の視界への配慮も忘れません。🌿
8|“段取り八分”の実装 ⚙️
前日段取り会で、誰が・どこで・何を・どこまでを15分単位で分解。代替作業のメニュー(雨天・強風時)を標準化し、写真提出・検査立会い・是正スロットを工程に内蔵します。クレーン待ち・材料探索・仮置き不足など“ムダの地図”をつくり、順に潰していく――それが現場の生産性向上の王道です。🧭
結びに:足場は“他職のためのインフラ”であり、地域の安心を支える“街の装置”でもあります。私たちは安全第一を土台に、使いやすさと美しい仕上がりを両立する足場を提供します。現場の条件は一つとして同じではありません。だからこそ、リスクを見える化し、段取りを磨き、丁寧なコミュニケーションで“最適解”をつくる。――それが私たちの誇りです。ご相談はいつでもお気軽にどうぞ。🏗️🤝
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さて今回は
~現場別“ベスト足場”の使い分け~
足場の正しい使い分けは、安全と生産性の両立に直結します。ここでは主要な足場の得意分野と設計・施工ディテール、段取りのコツをまとめました。
得意:戸建〜中低層、改修、回り込みの多い外装
ポイント
建枠不要で凹凸対応に強い/小運搬◎
先行手すり標準化/踏板はダブルで荷重余裕
筋交いと壁つなぎを“面”で配置(コーナー強化)
段取りのコツ:拾い出し表を作り、荷台を「立柱→踏板→手すり→小物」の順に積むと全行程が早い⏱️
得意:中高層の外装・大面積
ポイント
面剛性が高く、外装仕上げの作業性が良い
枠の通り・直角・レベルを初段で作るのが命
ジャッキベース+敷板で沈下を抑制、縦筋交いは早期に
段取りのコツ:揚重計画(クレーン/ホイスト)を先に決め、柱スパンごとにユニット化して上げる
得意:局所足場・設備廻り・複雑形状・補修
ポイント
自由度が高いが設計の“考え抜き”が必要
クランプ増し締め・マーキングで点検を容易に
吊りパイプ/ブラケットで逃げを作る
段取りのコツ:短尺単管と自在クランプを多めに。現場での“最後の一手”を用意
得意:下部障害(河川・水路・吹抜・ステージ)
ポイント
吊りチェーン・ワイヤの点検・荷重計算は入念に
定期的な昇降路の安全確認と落下物養生
段取りのコツ:仮受け→本吊り→荷重確認の“3段階承認”でトラブル回避
得意:内装・天井・倉庫・工場内の短時間作業
ポイント
水平ブレーキ・アウトリガー・キャスター点検
開口部・段差での移動禁止/二人以上で運用
段取りのコツ:部材はモジュール化し、作業別に色分けで迷いゼロ
ジャッキベース:面で支持。ゴムシート+敷板で滑り/沈下を抑止
先行手すり+幅木:常にセットで(材料ピック時も)
昇降:梯子角度・固定・開口養生/階段ユニットは高所作業の疲労軽減に効果大
壁つなぎ:打設可否を元請・施主承認の上で計画。孔補修は仕上げ仕様に合わせる
養生:メッシュは風抜き区画を忘れず、養生ネットは端末処理を丁寧に
事前案内文(工期・作業時間・騒音・資材搬入)を配布
学校・病院近接は時間帯配慮と誘導員
歩行ルートに落下物防護&見通し確保、夜間は誘導灯
メッシュ畳み/開放計画の実行
緊結部総増し締め・壁つなぎ再確認
仮置きゼロ/鋭利物の撤去/周辺の飛散物整理
朝礼で運用ルール再周知(中止判断者・連絡網)
症状 | 主因 | すぐやること |
---|---|---|
足元沈下 | 敷板不足・排水不良 | 敷板追加・排水溝を切る |
揺れ感 | 壁つなぎ不足・筋交い配置不良 | 追加設置・配置見直し |
シート鳴き | 端末緩み・風抜き不足 | 端末締め・間引きで風抜き |
昇降混雑 | 動線計画不足 | 階段増設・一方通行化 |
近隣苦情 | 騒音/眩光/歩道占用 | 時間帯調整・防音/遮光・保安計画変更 |
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~安全・品質・工期~
足場は安全装置×生産性装置。計画の質がそのまま事故ゼロ・やり直しゼロ・遅延ゼロに効きます。本稿は、明日から現場で使える調査→設計→物流→組立→点検→運用→解体の実務を、チェックリストつきでまとめました。
敷地条件:進入路幅・電線高・路肩強度・クレーン設置可否
地盤/支持:ジャッキベース位置の沈下リスク・排水状況・段差有無
建物/障害物:ひさし・配管・樋・看板・庇・バルコニー・開口部
周辺環境:歩道・学校・病院・商店・近隣車両動線(時間帯注意)
風環境:風の抜け・周辺高層建物の乱流・台風時の想定
写真&寸法:遠・中・近の3アングル+簡易スケッチ
現地調査は**“搬入経路動画”**まで撮ると、当日の荷捌きが一気にラクに
足場種別の選定:クサビ式/枠組/単管/一側/吊り/移動式
作業面の設計:幅員・段差・先行手すり・幅木・開口養生・昇降設備(梯子/階段)
壁つなぎ:ピッチ・位置・打設可能部材を事前承認
荷重:積載荷重を“最も重い作業”で設計(材料仮置き禁止帯の明示)
保護装備:先行手すり方式・墜落制止用器具の接続位置・親綱計画
養生:メッシュシート・防音/防塵・落下物養生(朝顔 等)
積み付け:現場別ゾーニング積み(面材・手すり・筋交い・ジャッキを“拾い順”で)
車両計画:時間帯別搬入・一時停車位置・誘導員配置
仮置き:上家・ブルーシート・パレットで雨天でも段取り換え可能に
揚重:玉掛け具の点検・吊り位置・合図統一(手/ブザー/無線)
朝礼テンプレ(3分)
本日の作業区画・順路・立入禁止帯
主要リスク(墜落・落下・挟まれ・感電)→対策(先行手すり・幅木・二丁掛け・停止合図)
強風/降雨の中止ラインと判断者
緊急連絡・搬送ルート・救急箱位置
組立の勘どころ
ジャッキベースの水平・当たり→根太板+敷板で沈下対策
クランプは増し締めマーキング、締付トルクの“ばらつき”をなくす
昇降は先に確保(後追いで梯子を付けに行かない)
開口部・通路は落下養生→標識→代替動線の順に
朝:水平/直角・壁つなぎ・手すり/幅木・昇降・緊結部・シート
昼:風向/風速の変化・養生のばたつき・仮置きの増加有無
終業:工具/資材の残置ゼロ・シート巻き・出入口養生・照明/仮設電源の安全
点検は写真+チェックリストで残し、是正は当日完了が鉄則。
強風:メッシュの部分開放/畳み、吊り足場は特に慎重に。自社の停止・退避基準を掲示。
降雨:床板の滑り対策/通路の養生マット/排水の逃げを確保
猛暑/寒冷:熱中症対策(WBGT計・給水・ミスト)/凍結時の滑り止め
搬出動線を組立と逆順で確保、上から下へ・外から内へ
ボルト・クランプはその場で回収箱へ(落下物ゼロ)
壁つなぎ孔・アンカー孔は補修→写真記録まで完了
ベース不陸 → 敷板追加+レベル調整/沈下監視
壁つなぎ不足 → 設計再確認→追加施工→是正記録
足場板の隙間・段差 → 端部金具・ジョイントで平滑化
仮置き過多 → 仮置き禁止帯をライン・札で“見える化”
メッシュ鳴き・ばたつき → 端末増し締め+風抜き区画の見直し
日次点検実施率/是正完了率
立入禁止帯遵守率/ヒヤリハット件数
強風時の運用記録の有無/近隣苦情ゼロ
搬入回転(車両/日)・組立/解体タクトのばらつき
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こんにちは!鳶職雑学講座・第10回は、鳶職として働く中でどのようにキャリアアップしていくのか、その道のりについてご紹介します。
「未経験からでも始められる」と言われる鳶職ですが、そこからどのように一人前の職人へ、そしてリーダーへと成長していくのか、段階を追って見ていきましょう。
鳶職の世界では、最初は「見習い」としてスタートするのが一般的です。
資材の運搬
工具の準備
先輩の作業補助
現場清掃 など
最初は何もわからなくて当たり前。
「どの資材がどこに使われるのか」「道具の名前や使い方」「現場でのルール」など、ひとつずつ覚えていくことが大切です。
現場では、先輩の動きを見ながら「どう動けばスムーズか」「危険をどう避けているのか」を学びます。焦らず、じっくり体で覚える時期ですね。
経験を2〜3年積むと、少しずつ一人で任される作業も増えてきます。
この段階でようやく、「職人」としての第一歩を踏み出すことになります。
足場の組立・解体
鉄骨の建方
高所作業での安全な移動
図面の理解と応用
資材や工具の管理 など
この時期には、「とび技能士(国家資格)」の取得を目指す方も多くなります。
資格を持つことで、技術力の証明にもなり、仕事の幅も広がります。
また、責任感を持って現場に向き合うようになり、「後輩の指導」や「段取り調整」などにも関わるようになります。
さらに経験を重ねると、**「職長(作業リーダー)」や「現場代理人」**として、チーム全体をまとめる立場になります。
作業全体の工程管理
安全確認とリスク管理
作業員の配置と指導
他業種との打ち合わせや連携
若手育成とチームビルディング
現場の“司令塔”とも言えるポジションで、プレイヤーからマネージャーへと役割が変化します。
責任は大きくなりますが、その分やりがいと達成感もひとしおです。
現場がスムーズに進行し、無事に工事が終わったときには、「自分がこのチームを支えた」という自信にもつながります。
職長や現場リーダーを経験したあとは、自分で独立して会社を立ち上げる方もいます。
または、ベテラン職人として、現場での“最後の砦”として若手を支える道を選ぶ方も。
鳶職は、学歴や経歴に関係なく、「現場での努力と経験」がすべて評価される世界です。
自分次第でキャリアの幅を大きく広げていけるのが、この仕事の魅力のひとつと言えるでしょう。
鳶職のキャリアステップは…
見習いとして現場に慣れ
職人として技術を磨き
職長・リーダーとして人と現場をまとめる
そしてその先には、独立や指導者としての道も広がっています。
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
一颯合同会社、更新担当の中西です。
第9回では、「鳶職のやりがい」について深掘りしていきます。
日々の現場で職人たちが感じている“誇り”とは? その魅力を一緒に見ていきましょう。
鳶職の魅力のひとつは、自分たちの仕事が**「形として残る」**ことです。
たとえば…
高層ビル
大型橋梁
工場やスタジアム
これらの建設の初期段階に携わる鳶職人の手仕事がなければ、建物は完成しません。
完成後には姿を消してしまう足場や鉄骨も、その“土台”があるからこそ建築が進むのです。
「自分が関わった建物が、何十年も誰かの暮らしを支えている」
この実感こそが、鳶職人にとって大きなやりがいなのです。
高所作業や重量物の取り扱いなど、鳶職の現場は常に危険と隣り合わせ。
だからこそ、仲間との連携と信頼関係が何より重要です。
声を掛け合う
手信号で意思疎通
息の合った動きで支え合う
こうした日々の中で築かれる絆は、命を預け合う関係そのもの。
「お前がいるから安心して作業できる」――そんな一言が、信頼の深さを物語ります。
鳶職は、未経験からでも挑戦できる仕事です。
最初は…
資材の名前もわからない
道具の使い方に戸惑う
そんな状態でも、毎日の積み重ねで現場に慣れ、やがて…
足場を一人で組めるようになる
仲間から頼られる存在になる
現場の責任者として動けるようになる
この「できることが増えていく喜び」こそが、鳶職の成長の証です。
また、「とび技能士」や「足場の組立作業主任者」などの資格取得を目指すことで、キャリアアップも実現できます。
鳶職は、建物の完成だけでなく、工事中の安全を支える重要な役割も担っています。
「安全な足場があるから安心して作業できる」
「鳶さんの段取りがいいから、工程がスムーズに進む」
こうした声を他業種の職人さんからもらえるのは、鳶職の誇りそのもの。
現場全体を支える“縁の下の力持ち”として、多くの人の役に立っていることを実感できます。
鳶職という仕事は、決して派手ではありません。
でもそこには、日々の積み重ねが形となって残る充実感があります。
達成感
仲間との信頼関係
目に見える成長
「自分の仕事が、まちの一部になる」
そんな実感を持ちながら働けるのが、鳶職の最大の魅力です。
次回もお楽しみに!
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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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皆さんこんにちは!
一颯合同会社、更新担当の中西です。
前回は鳶職の歴史についてお届けしましたが、今回は現場で働く鳶職人たちが日々意識している“鉄則”についてお話します。
鳶の世界は見た目の派手さや勇ましさだけで語れるものではありません。
そこには、一人ひとりが守り抜いてきた「現場の掟」とも言える“鉄則”が存在します。
鳶職の現場は常に高所。命に関わる仕事であるからこそ、最優先されるのは「安全管理」です。
近年では、厚生労働省の法改正により、2m以上の高所作業には「フルハーネス型墜落制止用器具」が原則義務化されました。ベルトだけの簡易装備ではなく、全身を守る装備が求められています。
朝礼や作業前に「今日の危険」を言葉にして共有するKY活動も重要です。「声を出す」ことで、現場全体の意識も高まり、ヒューマンエラーの防止に繋がります。
鳶職の現場では、「段取り」が仕事の成否を大きく左右します。
材料の位置、吊り荷の順番、作業手順、安全導線…。これらを緻密に想定してこそ、現場はスムーズに動きます。
ベテラン鳶職人は、1日の作業を頭の中でシミュレーションし、先回りして準備を行います。この「段取り力」こそが、職人の力量を示すバロメーターです。
鳶の仕事は、単独では完結しません。
資材を受け渡す、合図を送る、互いに命綱を確認し合う――すべてが「仲間との信頼」によって成り立っています。
高所では会話も制限されるため、手の合図や目線、短い掛け声で状況を伝える訓練も欠かせません。
鳶職人にとって道具は“身体の一部”。その扱い方ひとつに、人柄や仕事への姿勢が現れます。
落とさないように安全帯に道具を括る
毎日使う道具を自分で手入れする
現場が終わったら必ず点検する
こうした“当たり前”の積み重ねが、大事故を防ぎ、信頼を築きます。
鳶職の誇りは、「仕上がり」にも宿ります。
ピシッと揃った足場板
ムダのない溶接や結束
きれいに巻かれたロープ
これらは「誰かが見てなくてもやる」美学の証。その精神が、次の仕事を呼び、信頼を生むのです。
鳶の世界における“鉄則”は、ただのルールではありません。それは、命を守る智慧であり、職人としての信念であり、生き方そのもの。
時代が変わっても、この“誇りの仕事”には変わらぬ重みがあります。そして、その誇りは、今日も現場の空の下で静かに息づいています。
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
一颯合同会社、更新担当の中西です。
今回は建設現場の花形ともいわれる「鳶職(とびしょく)」の歴史について、時代を追いながら詳しくご紹介します。
日本の建築史と共に歩んできた鳶職。その長い歴史のなかには、職人たちの誇りと進化の物語が詰まっています。
鳶職という仕事が“職業”として確立されたのは、江戸時代中期ごろ。
江戸の大都市化に伴い、建物の建設・修復に多くの人手が必要となりました。火事が多かった時代、町火消しの一部として鳶職人が活躍し、「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるほど、その存在感は抜群でした。
当時、鳶職人は建築の高所作業だけでなく、町火消しとしての役割も果たしていました。理由は簡単、高所作業に慣れていたから。はしごや屋根の上を素早く動けるため、火事場では消火活動の先頭に立ったのです。
このため、法被(はっぴ)を着て纏(まとい)を持った鳶の姿は、江戸の象徴ともいえるほどでした。
明治時代以降、レンガ造や鉄骨構造など、西洋建築の影響が強くなり、鳶職の仕事も変化していきます。
鉄骨を組む「鉄骨鳶」、型枠を組む「型枠鳶」、足場を組む「足場鳶」など、細分化された専門職種が生まれたのもこの頃です。
現代では「とび工」「鳶工」と表記され、建設業の中でも「高所での組立・解体」を専門とする職人として定義されています。
戦後の焼け野原からの復興期、そして東京オリンピックや大阪万博にかけての高度経済成長期には、鳶職人の需要が爆発的に増加しました。
この時期、多くの若者が“腕一本で食べていける”職業として鳶職に憧れ、職人の数も一気に増加。鳶の世界には「口ではなく、背中で語る」文化が根付き、「一人前になるには10年かかる」とも言われました。
現在では、鳶職の仕事は「高所での施工を行う専門職」として、非常に厳格な安全基準と教育が求められます。
高所作業車の操作資格
フルハーネス型安全帯の使用義務
安全衛生教育の徹底
昔ながらの「度胸と経験」だけでなく、「知識とチームワーク」「ルールを守る力」が重視される時代へとシフトしています。
今も昔も、鳶職人の間には独自の文化や伝統が息づいています。
独特の作業着(ニッカポッカや地下足袋)
木遣り(きやり)や纏(まとい)といった伝統行事
「鳶口」「腰道具」といった道具へのこだわり
これらは単なる仕事道具ではなく、「誇り」「伝承」「信念」を象徴する存在。現代においても、職人の魂は途切れることなく、確かに受け継がれているのです。
高所に命を預けながら、人々の暮らしを支える鳶職人。その姿は、今も変わらず「現場の華」であり続けています。
この歴史の重みと誇りを胸に、次世代の鳶職人たちが新しい空を切り拓いていく——それが、この仕事の真の魅力なのかもしれません。
次回もお楽しみに!
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