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月別アーカイブ: 2025年7月

一颯のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

一颯合同会社、更新担当の中西です。

鳶職のキャリアステップとは?~一人前になるまでの道のり~

こんにちは!鳶職雑学講座・第10回は、鳶職として働く中でどのようにキャリアアップしていくのか、その道のりについてご紹介します。

「未経験からでも始められる」と言われる鳶職ですが、そこからどのように一人前の職人へ、そしてリーダーへと成長していくのか、段階を追って見ていきましょう。


◆ ステップ1:見習い・助手からスタート

鳶職の世界では、最初は「見習い」としてスタートするのが一般的です。

【主な仕事】

  • 資材の運搬

  • 工具の準備

  • 先輩の作業補助

  • 現場清掃 など

最初は何もわからなくて当たり前。
「どの資材がどこに使われるのか」「道具の名前や使い方」「現場でのルール」など、ひとつずつ覚えていくことが大切です。

現場では、先輩の動きを見ながら「どう動けばスムーズか」「危険をどう避けているのか」を学びます。焦らず、じっくり体で覚える時期ですね。


◆ ステップ2:職人として独り立ち

経験を2〜3年積むと、少しずつ一人で任される作業も増えてきます。
この段階でようやく、「職人」としての第一歩を踏み出すことになります。

【任されるようになる仕事】

  • 足場の組立・解体

  • 鉄骨の建方

  • 高所作業での安全な移動

  • 図面の理解と応用

  • 資材や工具の管理 など

この時期には、「とび技能士(国家資格)」の取得を目指す方も多くなります。
資格を持つことで、技術力の証明にもなり、仕事の幅も広がります。

また、責任感を持って現場に向き合うようになり、「後輩の指導」や「段取り調整」などにも関わるようになります。


◆ ステップ3:職長・リーダーとして現場をまとめる

さらに経験を重ねると、**「職長(作業リーダー)」や「現場代理人」**として、チーム全体をまとめる立場になります。

【求められるスキル】

  • 作業全体の工程管理

  • 安全確認とリスク管理

  • 作業員の配置と指導

  • 他業種との打ち合わせや連携

  • 若手育成とチームビルディング

現場の“司令塔”とも言えるポジションで、プレイヤーからマネージャーへと役割が変化します。
責任は大きくなりますが、その分やりがいと達成感もひとしおです。

現場がスムーズに進行し、無事に工事が終わったときには、「自分がこのチームを支えた」という自信にもつながります。


◆ キャリアの先には?

職長や現場リーダーを経験したあとは、自分で独立して会社を立ち上げる方もいます。
または、ベテラン職人として、現場での“最後の砦”として若手を支える道を選ぶ方も。

鳶職は、学歴や経歴に関係なく、「現場での努力と経験」がすべて評価される世界です。
自分次第でキャリアの幅を大きく広げていけるのが、この仕事の魅力のひとつと言えるでしょう。


◆ まとめ

鳶職のキャリアステップは…

  1. 見習いとして現場に慣れ

  2. 職人として技術を磨き

  3. 職長・リーダーとして人と現場をまとめる

そしてその先には、独立や指導者としての道も広がっています。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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一颯のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

一颯合同会社、更新担当の中西です。

鳶職のやりがいとは?~誇りを持って働くということ~

第9回では、「鳶職のやりがい」について深掘りしていきます。
日々の現場で職人たちが感じている“誇り”とは? その魅力を一緒に見ていきましょう。


◆ 目に見える成果が形に残る仕事

鳶職の魅力のひとつは、自分たちの仕事が**「形として残る」**ことです。

たとえば…

  • 高層ビル

  • 大型橋梁

  • 工場やスタジアム

これらの建設の初期段階に携わる鳶職人の手仕事がなければ、建物は完成しません。
完成後には姿を消してしまう足場や鉄骨も、その“土台”があるからこそ建築が進むのです。

「自分が関わった建物が、何十年も誰かの暮らしを支えている」
この実感こそが、鳶職人にとって大きなやりがいなのです。


◆ 危険を乗り越えるチームワークの強さ

高所作業や重量物の取り扱いなど、鳶職の現場は常に危険と隣り合わせ。
だからこそ、仲間との連携と信頼関係が何より重要です。

  • 声を掛け合う

  • 手信号で意思疎通

  • 息の合った動きで支え合う

こうした日々の中で築かれる絆は、命を預け合う関係そのもの。
「お前がいるから安心して作業できる」――そんな一言が、信頼の深さを物語ります。


◆ 未経験から一人前へ。成長を実感できる日々

鳶職は、未経験からでも挑戦できる仕事です。

最初は…

  • 資材の名前もわからない

  • 道具の使い方に戸惑う

そんな状態でも、毎日の積み重ねで現場に慣れ、やがて…

  • 足場を一人で組めるようになる

  • 仲間から頼られる存在になる

  • 現場の責任者として動けるようになる

この「できることが増えていく喜び」こそが、鳶職の成長の証です。

また、「とび技能士」や「足場の組立作業主任者」などの資格取得を目指すことで、キャリアアップも実現できます。


◆ 「誰かの役に立っている」という実感

鳶職は、建物の完成だけでなく、工事中の安全を支える重要な役割も担っています。

  • 「安全な足場があるから安心して作業できる」

  • 「鳶さんの段取りがいいから、工程がスムーズに進む」

こうした声を他業種の職人さんからもらえるのは、鳶職の誇りそのもの。
現場全体を支える“縁の下の力持ち”として、多くの人の役に立っていることを実感できます。


◆ 最後に

鳶職という仕事は、決して派手ではありません。
でもそこには、日々の積み重ねが形となって残る充実感があります。

  • 達成感

  • 仲間との信頼関係

  • 目に見える成長

「自分の仕事が、まちの一部になる」
そんな実感を持ちながら働けるのが、鳶職の最大の魅力です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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